本当の贅沢はここにある。
カラダもココロも豊かな生活が
ここ、下牧集落にはあります。
3月雪が溶けて最初に顔を出すのが「ふきのとう」。これは【天ぷら】か【ふき味噌】にしていただきます。黄色いマンサク、白いコブシ、淡いピンク色の山櫻が少しずつ山の色に変化を与えてくれます。
4月上旬には南の島へ行っていたツバメたちが帰ってきます。ツバメは人が住むところに好んで巣を作るので、ツバメがくると専用の小さな窓を開けてやり、家の中や作業所の中に入れてやるのが習慣です。彼らは悪い害虫をたくさん取ってくれ、人間と共生して来た鳥なのですね。
春一番の畑仕事は、ジャガイモ植えですね。田んぼ仕事はヒッチャカメッチャカ忙しいのが4・5月。ですが、田んぼ仕事の合間に、野山に生えてくるフキ・コゴミ・タラの芽・コシアブラ・よもぎ・ゼンマイ・ウド・筍などを頂くことも忘れてはいけませんね。
田んぼに水が入り始めると同時にカエルたちが連れ合いを求めて鳴き始め、冬の静かだった夜が、一晩中カエルの大合唱で賑やかな夜へと変貌します。
梅雨になると蛍が飛び始めます。空を見上げると満天の星空と天の川。田んぼでは、ヤゴからトンボが孵化し、あたり一面にトンボが飛び交う姿を目撃します。いずれ赤とんぼとなって秋の稲穂の上を飛び交う何千何万のトンボたちの誕生する時です。
畑には茄子や胡瓜・トマト・オクラ・とうもろこし・ピーマン・枝豆などが畑にわんさか。食べ切れません。
この辺りでは夏になってもウグイスのさえずりがします。メジロ・ヤマガラ・カワセミは可愛いのですが、キツツキは家の外壁に掴まって大工さんのように「コンコンコンコン」とつついて巣穴を開けていくので、ここでは害鳥でしかありません。
夏の夜はあちこちで開催される花火大会の音を楽しみながら生ビール?冷酒?早起きしてクワガタを捕まえに行かなくちゃ。
夕方「少し寒くなってきたな」と感じる頃、山々が少しづつ赤黄の色をつけ始め、紅葉の秋・実りの秋。黄金色に実った稲はもちろんですが、山には栗・胡桃・アケビ・山葡萄・木苺・柿・・・狸などの獣たちが太るのもよくわかります(笑)。11月になると田んぼや畑の作業はほぼ終了し、柿や大根を干して沢庵や干し柿作り。合間に山でナメコやヒラタケといったキノコの収穫をするのも楽しみの一つです。家の周りの掃除で集めた落ち葉で焼き芋も捨てがたいですね。
秋の夜はコオロギや鈴虫の声を聞きながら眠りについてください。
新潟の冬は何と言っても雪・雪・雪が最高です。寒さの中で育てた野菜は甘くて美味しいし、秋に収穫した蕎麦を自然薯で繋いで食すとこれまた最高。清流で育った餅米でついたお餅、岩魚の塩焼き。どれも地酒とよく合います。新潟で生活していて「いいなー」と思うのは、冬にリセットできるとこかな。雪が降ると諦めて作業もできないからいいけど、年中農作業ってのもねー。「また春から頑張るぞー、だから今は温泉入ってコタツで熱燗」って感じです。
冬の夜は「静寂」。雪が降る夜は何も音が聞こえません。全ての音が雪に吸収されてしまうのでしょうか。
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